親が亡くなった、あるいは施設に入った。実家が空き家になったとき、何から手をつければいいのか分からない方は多いです。

この記事では、空き家になった実家で最初にやるべきことを、優先度の高い順に整理しました。

まずは現状を確認する

空き家になった実家の状態を把握することが第一歩です。以下の点をチェックしましょう。

  • 郵便物が溜まっていないか
  • 水道・電気・ガスの契約状況はどうなっているか
  • 雨漏りや建物の破損がないか
  • 庭木が伸びすぎて近隣に迷惑をかけていないか

すぐに現地に行けない場合でも、郵便局での転送届は早めに出しておきましょう。郵便物の放置は空き家だと知らせてしまうことになり、防犯上のリスクがあります。

水道・電気・ガスの判断

すぐに片付けや売却を進める予定がある場合は、電気と水道は残しておくのが無難です。片付け作業中に必要になります。

一方、しばらく空き家のまま管理する場合は、ガスは解約しておいた方がよいでしょう。水道は冬場の凍結防止のため、少量の通水ができる状態にしておくと安心です。

放置するとどうなるか

空き家を放置するリスクは、思っている以上に大きいです。

管理が行き届かない空き家は、自治体から「特定空家」に指定される可能性があります。指定されると、固定資産税の住宅用地特例(最大6分の1に減額)が外れ、税額が最大6倍に跳ね上がります。

2023年の法改正では、特定空家の前段階として「管理不全空家」の区分も新設されました。この段階でも勧告を受けると税額が上がる可能性があります。

「いつか片付けよう」と思っているうちに、税負担が増えたり、建物が劣化して解体費用がかさむケースは少なくありません。

最初の1週間でやることリスト

優先度の高い順にまとめます。

  1. 郵便物の転送届を提出する(郵便局の窓口 or オンライン)
  2. 電気・水道・ガスの契約状況を確認する
  3. 建物の外観を確認する(雨漏り、破損、庭木)
  4. 近隣への挨拶(空き家であることを伝え、何かあれば連絡をもらえるようにする)
  5. 貴重品や重要書類がないか確認する

全てを一度にやる必要はありません。まずは1と2だけでも済ませておくと、安心して次のステップに進めます。

次のステップ

現状確認が終わったら、次は「実家の片付けで捨ててはいけないもの」を確認しましょう。相続に関わる書類や、思い出の品の扱いを間違えると、後からトラブルになることがあります。

よくある質問

Q実家が空き家になったら、まず何をすべきですか?
Aまずは郵便物の転送手続き、水道・電気・ガスの契約確認、建物の状態チェックの3つを行いましょう。放置すると郵便物の盗難や水漏れなどのリスクがあります。
Q空き家を放置するとどうなりますか?
A管理が行き届かない空き家は「特定空家」に指定される可能性があり、固定資産税が最大6倍になることがあります。また、倒壊や火災のリスクも高まります。
Q遠方に住んでいて実家の管理ができない場合はどうすればいいですか?
A空き家管理サービスの利用や、地元の不動産会社への相談が選択肢になります。月数千円から依頼できるサービスもあります。

免責事項

本記事は一般的な情報提供を目的としています。具体的には司法書士・税理士・弁護士等の専門家にご相談ください。